2012年8月25日土曜日

地盤沈下_東日本大震災の影響_地震の前兆現象_神奈川県横浜市と川崎市の全域_中区本牧町2丁目・港北・鶴見・神奈川・磯子・金沢・栄・戸塚_川崎区東扇島_千葉県市川市塩浜・千葉市美浜区稲毛海岸・銚子市内浜町・浦安市入船_東京湾岸の埋め立て地_地震による地殻変動_液状化現象の影響_地下水くみ上げ_「安政東海地震の前兆現象」地震前相当長期間にわたって、御前崎付近の土地は沈下を続けていた。これは現在の状況と同じである。

千葉県の地盤沈下

●毎日新聞 2012年08月25日
東日本大震災:地盤沈下、千葉・市川で30センチ強 東京湾岸で顕著http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20120825ddm041040110000c.html
 千葉県は24日、東日本大震災以降の県内の地盤沈下状況を発表した。市川市塩浜で30・89センチの沈下が確認されるなど、10センチ以上沈下した16地点のうち、14地点は東京湾岸の埋め立て地だった。県は「地震による地殻変動のほか、液状化の影響も大きい」と分析している。
 県は地下水くみ上げなどの影響を調べるため、県北東部と南部の一部を除く約1100地点で毎年、地盤の沈下量を調査している。昨年11月〜今年3月に調査したところ、前年比で沈下幅が大きかったのは市川市塩浜のほか▽千葉市美浜区稲毛海岸(20・62センチ)▽銚子市内浜町(18・22センチ)▽浦安市入船(17・28センチ)−−など。液状化しやすいとされる東京湾沿岸部で、局所的に大きく沈下した地点が目立った。
 震災前の10年間は、4センチ以上の沈下が確認されなかったが、今回は調査地点の9割弱で確認された。【斎川瞳】

●千葉県
平成23年地盤沈下の状況について 発表日:平成24年8月24日http://www.pref.chiba.lg.jp/suiho/press/2012/h23jibanchinka.html


神奈川県横浜市と川崎市の地盤沈下

●神奈川新聞 2012年8月15日
市内全地点で地盤沈下 東扇島で最大11センチ、震災の影響か/川崎http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1208140021/
 川崎市が実施した2011年度の地盤沈下測定の結果によると、前年度と対比可能な有効水準点(285点)のすべてで地盤沈下が確認された。同調査は地下水揚水の影響を調べるため昭和初期から行われているが、市環境対策課は「全地点での沈下は恐らく初めて」と指摘。10年度までの過去5カ年の調査では、2センチを超える沈下は見られなかったが、11年度は2センチ以上4センチ未満の沈下が95%を占めており、同課は東日本大震災の影響とみている。
 11年度の地盤沈下測定の調査水準地点は331地点で、有効水準点は285地点。このうち2センチ以上4センチ未満の沈下は271地点、4センチ以上はいずれも川崎臨海部の5地点だった。最大の沈下は、震災発生時に液状化の影響が見られた地点に隣接している川崎区東扇島の11・28センチ。一方、2センチ未満は9地点だった。
 調査結果について、同課は「震災に伴う地殻変動の影響を受けていると考えられる。東扇島は最も大きな沈下を確認したが、現状では平均地盤面に合わせるなどの対応を図っている。4センチ以上沈下した地点では、現地調査の結果、地盤沈下に伴う建築物への大きな影響は確認されていない」としている。
 調査によると、06年度から10年度までの間、地盤沈下が確認されたのは、各年度ごとに、97地点(有効水準点214地点)、249地点(267地点)、132地点(264地点)、46地点(271地点)、175地点(276地点)で、いずれも2センチ未満の沈下だった。

●神奈川新聞 2012年7月31日
震災の影響、市内全域で2センチ以上沈下/横浜http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1207310044/
 東日本大震災後に、横浜市が市域の約4割に当たる軟弱地盤で水準測量を行ったところ、336カ所すべてで前年度比2センチ以上、沈下していたことが31日、分かった。沿岸部が顕著で、最大は中区本牧町2丁目の約5センチだった。市環境創造局は「例年1センチ超の沈下さえほとんどない中で異例の結果。震災の地殻変動の影響だろう」としている。
 過剰な地下水のくみ上げによる地盤沈下の現状を監視するため、国のガイドラインに基づき毎年実施している精密水準測量で判明した。軟弱地盤が広がる市内の沖積低地(約172平方キロメートル)を対象に、昨年10月からことし2月ごろまで行った。
 市内18区の計336地点で前年度と比較したところ、すべての地点で2センチ以上の沈下が確認された。2~3センチが50カ所、3~4センチが242カ所、4~5センチが43カ所、5センチ以上が1カ所だった。
 区別では、沈下3センチ以上が20カ所を超えたのが、港北(28カ所)、鶴見(21カ所)、神奈川(27カ所)、磯子(21カ所)、金沢(31カ所)、栄(23カ所)、戸塚(22カ所)の計7区。中区も3センチ以上が18カ所あり、海側が目立った。
 一方で、地盤が安定しており沈下を起こす恐れがないとされる横浜基準点(神奈川区三ツ沢西町)でも約3・6センチの沈下を記録した。
 市は「東北の被災地では1メートル以上沈んだ場所もあるが、横浜でも市全体の地盤が沈んでいたことが分かった。建物などへの影響や被害はないはずだ」と話している。

東日本大震災の影響以外に
次に起こる大地震の前兆現象の可能性はないか?!

●環境省
全国地盤環境情報ディレクトリ(平成22年度版)

http://www.env.go.jp/water/jiban/dir_h22/index.html
(一部抜粋)
地盤環境情報
地盤沈下は、主として地下水の過剰な採取に伴う地下水位の低下により軟弱な粘土層が収縮して発生するもので、一旦地盤が低下するとほとんど回復することが不可能であるという特徴を有しています。
環境省では、地盤沈下施策に資するため、毎年、各都道府県及び政令指定都市から情報提供を受け、地盤沈下の状況や地下水の利用状況等を取りまとめ、「全国地盤環境情報ディレクトリ」として環境省のホームぺージにて情報提供しています。
また、「全国の地盤沈下地域の概況」についても、とりまとめて公表しています。

報道発表資料 平成23年12月20日
平成22年度 全国の地盤沈下地域の概況について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14600
(一部抜粋)
 全国の地盤沈下の現状を監視するため、平成22年度に国及び地方公共団体が実施した水準測量等の結果を集約し、全国の地盤沈下地域の概況を取りまとめました。
 2cm以上の沈下が確認された地域数は、前年度と同じ6箇所ですが、2cm以上の沈下が確認された面積は5.5km2と、前年度の24km2から大幅に減少しました。
 地盤沈下は長期的には減少傾向にありますが、依然として各地で発生しています。

平成23年度版の発表は、年末になるようだ。

●日本大学文理学部 静岡県地震対策課「安政東海地震の前兆現象」http://cais.gsi.go.jp/KAIHOU/report/kaihou29/05_18.pdf
(一部抜粋)

地震前相当長期間にわたって、
御前崎付近の土地は沈下を続けていた。
これは現在の状況と同じである。