2012年9月26日水曜日

放射能汚染_セシウム・食品_千葉県我孫子市リンゴ・バレニーナツリー(ボレロ)から高濃度1,500ベクレル /㎏超・枝葉は10,000ベクレル /㎏超_千葉県と江戸川水系の底質の汚染状況

原因不明の高濃度汚染

●千葉県我孫子市
市民が持ち込む食品・飲料物放射性物質検査報告書http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/18,101468,c,html/101468/20120924-095244.pdf
(概要)
・リンゴ・バレニーナツリー(ボレロ)から高濃度の放射性セシウムが検出された。
・8月 20 日(月)に行った放射性物質検査でりんごから1,500ベクレル /㎏を超える高い数値を測定した。
・再検査を実地したが、検体は1,300ベクレル /㎏を、土壌は2,900ベクレル /㎏を超える数値。
・枝葉は、10,000ベクレル /㎏を超えた。
・この木だけが高濃度汚染されている。
・土壌からの移行が汚染の主要因とは考えにくく、原因は特定されていない。



本当に、他は問題ないのか?!

●常総生活協同組合
土壌沈着量調査結果
http://www.coop-joso.jp/radioactivity/result_soil.html
我孫子市
調査済メッシュ数:38/38 単位:万ベクレル


<ブログ内リンク>



 
●3.11東日本大震災後の日本 2012/08/18
河川の放射能汚染の現況、特に千葉県と江戸川水系の底質の汚染状況http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-640.html
(一部抜粋)
これまで3回の測定での底質のセシウム合計値を各地点毎に並べてみました。その結果、明らかにセシウム濃度が高いエリアと低いエリアがあることがわかります。手賀沼流入河川と印旛沼流入河川が特に高く、江戸川水系と利根川水系はあまり高くありませんでした。


もう少し詳しく見てみます。利根川水系では、1.の布鎌大橋と7.の新川水門が高めですが、あとは1000Bq/kgにいくかどうかというレベルです。一方、手賀沼流入河川では、14.の亀成橋以外は軒並み2000Bq/kgを超えており、8.の北柏橋と10.の上沼橋(どちらも柏市)では昨年よりも遙かに高くなり、今年の5-6月には10000Bq/kgを超えていることがわかります。
このことから、いわゆる東葛地域の汚染が高く、その汚染が陸上から河川に集積している可能性が考えられます。しかも、柏市などの汚染は利根川に行くよりも多賀沼や印旛沼に流入しているようです。


続いて印旛沼流入河川と江戸川水系です。印旛沼流入河川では、15.~21.では1000Bq/kg以上のかなり高い汚染が見られます(セシウム合計値)。一方、東側の22.~25.ではあまり高くありません。
江戸川水系では、上流の26.~30.は3000Bq/kg程度とかなり高い値ですが、江戸川、旧江戸川の観測地点は1000Bq/kg未満です。ただし、この地点は2回目、3回目と地点が追加されているため、1回目がどうだったのかはわかりません。おそらく、1回目の結果で上流が高かったため、下流のポイントを増やしたというのが実情だと思います。江戸川下流については、今後下流に底質のセシウムが移動するのかどうかが一つの注意すべきポイントだと思います。今のところはまだ上流から下流に移動している気配はありません。


その他、船橋市の海老川の八千代橋(45.)も6000Bq/kgのセシウムが検出されています。